抜船の場

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かつて、八丈島に流されてきた流人が島の船を盗み、この場所から本土を目指したらしい。
270年におよぶ八丈島流罪史で18回抜け船が行われ、82人の流人が脱島している。
その多くは島の沖合で捕らわれ、大島まで逃げた物、なんとか江戸まで辿り着いた者もいたが、抜け船の罪は死罪であった。
しかし死罪と決まっていても、青い空の下で、この「抜船の場」に立って、蒼い海の遙か彼方の江戸を夢見た流人の数は多かったのではないかと思う。
現在は朽ち果てた船が置かれているだけなのだが、何とも寂しい雰囲気を辺りに漂わせている。
[map:33/7/34.797,139/48/42.251:MW]

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